地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」


コピペ族養成学校であった私の大学っていうのは言いすぎですけど、まぁ私はどっちかというとコピペ族。てことで、ビジネスでは考える力が大事って本です。

この本のテーマは一つ、
「結論」→「全体」→「単純」の順に考える。言葉を変えると、
「仮説思考力」→「フレームワーク思考力」→「単純に考える」
だけですかね。他はこの考え方がなぜ必要か?なぜ大事か?とかだけなのであまり必要なく感じた。


フェルミ推定というのつかみどころのない物理量に短時間で概数を求めていく方法のこと。
○仮説思考力は
いまある情報だけで最も可能性の高い結論を想定
最終目的地から逆算して考える
   →どんなに少な情報からでも仮説を構築する姿勢
   →前提条件を設定して進む能力
   →時間を決めて結論を出す能力


大事なのはこんなところかな。
個人的には「エレベーターテスト」というものが面白かった。社長ともしエレベーターの中で会ったときエレベーターが降りるまでの間30秒くらいでプロジェクトを説明するテストらしい。30秒でまとめる能力といつでもプロジェクトについて話せる能力が必要らしい。


あとあと、なぜ「理由が三つある」のかが面白かった。初めに宣言することによって強調したり意識させたりする。人間の短期的記憶容量は3つが限界。3という数字が収まりがいい。3つ目は…でも他はなかなか。


フェルミ推定の例題として
日本に電柱は何本あるか?
シカゴにピアノ調律師は何人いるか?などがあります。
まぁ、本を読んだ後でも正直解けませんけど、意識してはみたいです。本の中には「全体のストーリーを考えろ」ってよく書いてありました。私の大学の先生の口癖もそれだったので、もしかしたら、うちの先生は地頭力が高かったのかもしれません。